ここでは、再就職が難しいとされる40代で失業された方の具体的な例をいくつか取り上げたいと思います。
40代で失業!絶望したブログを取り上げます
今ブログの中でとても多くのアクセスがあるのが「無職の人が日々の生活を赤裸々に綴ったブログ」です。
アクセスが多いということは、同じく無職の人や、今後職を失うかもしれないと不安に感じている人がとても多いということを反映していますよね。
その中でも、40代で失業した人のブログが上位を占めているという現実があります。
そこで、40代で失業した人のブログの中でもランキングが高い、いくつかのブログをご紹介したいと思います。
【青空と現実】仙人を目指すおっさん日記ブログ
■プロフィール■
【気まぐれ親父】
無職とフリーターをひたすら繰り返し続ける、40代の中年ダメ人間日記ブロガーです。転職回数100回を目指しています。
派遣労働と、わずかながらのネット収入を得て生計を立てています。目指すところはネット収入をもっと膨らませ、セミリタイアをして自由気ままな人生を送ることです。
【私は妻子を路頭に迷わせてしまうのか?】
妻と二人の子供がいるのに、40代と再就職が難しい年代なのに、何の当ても無いまま自主退職した私。
それを記録に残していこうと思う。これから、一体どうなっていくのか・・・・・。
■プロフィール■
年齢:50代
性別:男
一言:2009年9月に、転勤先で正社員を辞めるという無謀なことをしました。
再就職は難しく、現在、契約社員として働いています。
収入減を補うべく、ネットでの副業に励んでいる毎日です。
【ゆう坊の悪あがき】
■プロフィール■
ゆう坊
40歳で借金160万円の無職キングオブ底辺。 精神系の病気もち。勿論独身。 日雇いと借金残枠で細々と食いつなぐもコロナの 影響で完全無職に・・・。 一発逆転を夢見てFXとパチンコにかけるも 更に借金を増やす。 それでも最後まであがき続けたい。
【元期間工40歳の無職ブログ】
■プロフィール■
トアヒ
北海道在住の元期間工です
現在、求職活動中です
これらのブログを見てみると、40代で無職になった方には鬱という共通点が多いようですね。何事もやる気がおきず完治が難しいとされる鬱病になると、仕事を続けることが非常に困難になってしまいます。
それに加えて、昨今のコロナ対策での外出自粛によって、世界中で失業率が大幅に上がっている状況。外出自粛が解除されても、ハローワークは求職者で溢れかえることが予測されます。
40代の失業で今後取り組むべきこととは
40代で失業すると、絶望感や無力感に襲われてしまい、しばらく何もしたくないといった心境になると思います。
これは至って正常なことですし、一週間ほど思い切り引きこもってみるのもいいかもしれません。
でも、いつまでもそれを続けるわけにはいきませんし、まず自分の生活のためにも取り組むべきことがいくつかあります。
➀失業手当をもらう
まずは失業手当をもらう手続きをしましょう。今まで雇用保険を払い続けていたのであれば、何としてもその分を取り戻したいですよね。
自分の都合で退職(自己都合退職)した場合だと、失業手当をもらえるまでに3ヵ月以上の給付制限期間があるので、少しでも早く手続きをしましょう。
※失業手当のもらいかたについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
②アルバイトやパート先を探す
失業手当をもらう手続きをすると、同時に求職活動を行うことになります。ですが、簡単に再就職ができるわけではないですし、焦って決めても長く続きません。
なので、次にするべきことはアルバイトなどを探し収入源を確保することです。前述の通り、自己都合退職の場合は失業手当をもらうまでに3ヵ月以上かかります。
その間、それなりに蓄えがある人はいいのですが、そうでない人は生活が苦しくなってしまいますよね。
とは言っても、失業手当受給中に1日4時間以上、週に20時間以上の労働をしてしまうと、その日数分失業手当をもらえる期間が後ろ倒しになってしまうので注意が必要です。
失業手当受給中のアルバイトは、ハローワークが定める条件内で行いましょう。(※失業手当受給中のアルバイトについては『失業保険中のバイトは危険!?注意すべき〇つの条件』の記事で詳しくご紹介しています。)
そして、再就職先を探しながらアルバイトやパートなどを行う場合には、いつ面接や試験が入るかわからないので、急な日時変更に寛容なバイト先を見つける必要があります。
求職中にアルバイトやパートを行うことは、生活費を確保する以外にも色々な利点があります。
・労働の勘を忘れないため
・コミュニケーション力を低下させないため
・規則正しい生活のため
・再就職の面接時「失業中は何をしていましたか?」と問われた時に、「何もしていませんでした」よりずっと好印象
・これまでと全く違った業種を経験することで、自分の得意なこと不得意なことを洗い出す
このような利点は、ずっと家でだらだらと生活していたのでは得られない自信を生みだし、自信をもって試験や面接に挑むことができます。
③鬱などを治し、改めて次の就職先の選考基準を考える
前職から離れてみて、何かと自分と向き合う時間が増えると思います。その時間を絶望や失望で埋めてしまうのではなく、自分探しをする時間だと受け止めてみましょう。
そして、精神的に参っていると感じていれば、病院にかかり適切な治療を受けることも重要です。
鬱が完治するまでには時間はかかりますが、決して治らない病気ではありません。仕事から離れた機会に是非心のメンテナンスをしましょう。
辛く苦しい40代の失業生活中に、ポジティブに!なんていうのはナンセンスですが、悲観的になることは無意味です。
今の状況を淡々と受け入れ、自分がどうしてもできないことや苦手なこと、どうしても譲れないことなどを洗い出し、それに劣等感を抱くのではなく、ただの事実として認めてしまうのです。
これは自分を理解して今後の展望を考える上で、とても大切なことです。
40代で再就職するということは、選択肢も少なく、やりたいことができる人はごくごく一握りでしょう。だからといって、何でもいいからと適当に就職先を選んでいては、たとえ雇ってもらえても長続きしません。
自分の中での優先順位を選考基準に加えて、少しでも自分に合った次の職場を探してみましょう。
④資格を取ったり勉強をする
今は何事もIT化が進み、PCを使えるのは大前提、プログラミングが必須の職場も増えています。また、ある程度の年齢で再就職するには資格や経験がものを言うことが少なくありません。
40代になって新しいことを覚えるのはとても大変なことですが、自分がやってこなかった分野を開拓することは仕事の幅を広げることになります。
むやみに色々なことに手を広げすぎたり、あまりにも自分が拒否反応を示すようなことなら続かないかもしれませんが、これならできそう、これなら次の仕事に役立ちそう、と思えることを探すことから始めてみましょう。
④無職ブログを立ち上げてみる
ネット上で色々なブログを見て、自分も無職ブログを立ち上げて、アフィリエイトなどで収入を得ればいいのでは?と考える人も多いかもしれません。
もちろんそれで成功している人もいますが、それはほんの一握りの人達です。毎日のように需要のある記事を更新し続けなければアクセスは増えません。
ですが、アクセス数を増やしたり収入を得ることを目的としなければ、ブログに自分の生活や就活の苦しさなどを載せることで、気持ちを整理したり辛い気持ちを吐き出せるという利点があります。
そして、就活の記録にもなるので、後から見た時にあの時は何が悪かったのか良かったのかと反省をすることができます。
さらに、同じような境遇の人から共感や励ましのコメントが届いたりすれば、気持ちが意見交換ができたり、辛い就活にやる気も出ますよね。
ただし、不特定多数どんな人に見られるかわからないブログですから、個人情報にはくれぐれも気をつけて、時には心無いコメントが来たり炎上というリスクもある、ということは頭に入れておきましょう。
ですが、だからこそできることから地に足をつけてやっていきましょう。一人で悩まず、ハローワークや転職エージェントなどに相談してみることも重要です。