未分類

雇用保険(失業保険)の抜き打ち調査ってやばい!?

失業保険を受給している時に、アルバイトなどを行って申請しないのは違法ですよね。でも、申請しなくてもバレないと思っている人も多いのではないでしょうか。

ですが、ハローワークではそんな人が不正受給できないように、抜き打ちで調査をしているという話もちらほら聞きます。

抜き打ち調査とはどのくらいやばいものなのでしょうか??

 

抜き打ち調査って実際にあるのか

何やら謎の多いハローワークの失業保険受給者の抜き打ち調査ですが、そもそも実際にあるのでしょうか?

失業保険受給中にアルバイトなどの労働を行っても、それをハローワークに申請しなかったり、申請したとしてもその内容を自分に都合よく偽る人は少なくありません。

こういったことは口頭で注意しても無くならないため、ハローワークの調査員によって、受給者の中からランダムで抜き打ち調査が行われているのは事実のようです。

受給者の自宅への訪問調査や、雇用先への訪問調査や書類確認などを行っているようですが、対策されることを防止するためか詳しいことは不明です。

ちなみに、失業保険受給者の中には、悪気なく知らず知らずのうちに不正受給してしまう人もいます。改めて、どんな場合に不正受給になってしまうかをみていきましょう。

•労働を行ったのに申告しなかったり、失業認定申告書に虚偽の内容があった場合(賃金をもらわないボランティアなども含む)
•求職活動をしていないのに求職活動を行ったと偽って申告した場合
•就職していないのに就職したと偽ったり、就職した日を偽って再就職手当の支給申請をした場合
•自営業を始めたのに申告しなかったり、始めた日や内容を偽って申告した場合
•働くことができない状態なのに、それを申告しなかった場合
•離職票の内容を書き換えたり、虚偽の内容を事業主に記入してもらった場合

上記のような場合などが不正受給に該当しますので、充分気をつけましょう。

 

自分でも知らないうちに不正受給していたら嫌ですよね。ハローワークの失業保険説明会でも不正受給について説明があるので、しっかり聞いて頭に入れておきましょう。

また、申告書には間違のないよう正確に記入しましょう。

 

失業保険の不正受給はなぜ発覚するのか

失業保険受給者の説明会などで毎度聞くのが、「不正受給するとバレます」というセリフ。確かに前項でもご説明した通り、抜き打ち調査により不正が発覚するケースはあるようです。

ですが、抜き打ち調査は多くの受給者を対象にすることは難しいので、ごく一部の人に限られます。

実際には、受給者の知人や勤め先の関係者などによる通報によってバレてしまうケースがとても多いのです。

まさか、友人や勤め先で仲良くしている人がそんなことをするわけないと思っていても、意外と正義感を振りかざしてくる人は多いもの。匿名であれば尚更です。

また、ハローワークで何度か見かけたことがあるという程度の求職者や職員が、たまたまアルバイト先に客として来たり、アルバイト先の近くに住んでいて通報されてしまったなんてことも無い話ではありません。

さらには、何かの用事でハローワークから実家にかかってきた電話に家族が出て、「本人は今バイトに行って不在です」などとうっかり言ってしまってバレてしまうこともあります。

他にも、勤め先から役所へ提出する雇用保険や給与支払関連の書類から発覚することも。

失業保険受給中の労働は黙っていればバレないと思っていても、かなり色々な方向からバレてしまう可能性があるということですね。

不正受給をしてしまった場合どうなるのか

では、失業保険を不正受給してしまうとどうなるのでしょうか。当然ながら、既に受給した分は全額返すことになります。

そして、管轄のハローワークの判断や決まりによって異なりますが、場合によっては受給した額の倍の額を納付することになることも。

さらに、非常に悪質と判断された場合は詐欺罪などに問われ処罰されることもあります。

さて、ここまで不正受給についてみてきましたが、失業保険の申請をしてからのアルバイトは、しっかり申請さえすれば違法ではありません。

自分の都合で退職した「自己都合退職」の場合は、失業保険を受給できるまでに3カ月以上かかりますから、その間収入無しで生活するのは大変です。

ですから、アルバイトをしたい場合はハローワークの担当者に申し出てみましょう。ただし、所定の時間や日数を守らないと失業保険の受給ができなくなってしまいます。

失業保険受給者のアルバイトについては『失業保険中のバイトは危険!?注意すべき〇つの条件』の記事で詳しくご紹介しています。

 

不正受給してしまうと後から大変なことになりますね。軽い気持ちで虚偽の申請を行ったために大損してしまうことにもなりかねません。

少しでもわからないことがあれば、そのままにしないでハローワークの担当者に確認してみましょう。

PR