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失業手当の不正受給を密告したら何が証拠になるのか

失業手当を受給している時に、アルバイトなどを行って申請しなかったり、嘘の申告をすれば、不正受給と判断されて全額返金や罰則などが待っています。

ですが、どうせバレないから大丈夫と思っている人も結構居ますよね。そんな人は、失業手当の不正受給が密告によってバレるケースが意外なほど多いという事実を知っているでしょうか?

今回は失業手当の不正受給の密告について詳しく見ていきましょう。

密告した場合は何が証拠になるのか

失業手当を受給しながら、アルバイトなどの労働を行い、それをハローワークに申請しなかったり、申請する内容を自分に都合がいいように偽ってしまう人は後を絶ちません。

また、申請するのをうっかり忘れていたり、知らず知らずのうちに記載ミスしてしまっていたりと、悪気はないけれど不正受給してしまっていたという人も結構います。

そのため、ハローワークの調査員によって受給者の自宅への訪問調査や、雇用先への訪問調査と書類確認などが行われているようです。

とはいえ、全員に調査を行うことは到底難しいので、ランダムで選ばれたごく一部の受給者に限られます。

ですが実際には、受給者の知人や勤め先の関係者などがハローワークに密告することによって、不正受給が発覚してしまうケースがとても多いのだそうです。

自分の友人や知人に限ってそんなことをするわけがないと思っていても、思いがけず何らかの理由で恨まれていたり、正義感が強い人や密告を趣味にしている人などが知人に居ないとは限りません。

また、ハローワークで見かけたことがある程度の求職者や職員、もしくは、自分は知らないけれど相手は自分を知っている、なんていう人がたまたまアルバイト先に客として来たり、アルバイト先の近くに住んでいて密告されてしまった、という話も無くはありません。

さらに、何かの用があってハローワークから自宅にかかってきた電話に、家族などの同居人が出て、「本人は今バイトに行って不在です」などとうっかり言ってしまってバレてしまうこともあるようです。

このように、あらゆる方向からバレてしまう可能性があるわけですが、密告があった場合は、ハローワーク職員が勤め先へ訪問調査を行ったり、勤め先から役所へ提出する雇用保険や給与支払関連の書類を確認したりすれば、すぐに裏を取ることができます。

近年では、携帯電話のカメラ機能でアルバイト中の様子を撮影されてしまったり、他人のインスタグラムに投稿された写真にバイト中の自分が写りこんでしまっていた、など密告者の写真や動画が動かぬ証拠となってしまうことも。

証拠があれば言い逃れもできませんね。自分から言わなければバレないなどと軽く考えず、失業保険の受給中にアルバイトをする場合はきちんと申告しましょう。

こんな記事を読むとなんだか人間不信になってしまいそうですが…密告されることに怯えてびくびくしながらアルバイトをするくらいなら、しっかり正確に申請するべしですね。

不正受給が発覚する前にきちんと申告を

さて、たとえ失業保険を不正受給していることがバレてしまったとしても、不正受給自体が大した問題にならないなら別に怖くない、と考える人もいるかもしれません。

ですが、残念ながらそれも大間違いです。不正受給してしまった分の失業手当は、当然ながら既に受給した分は全額返すことになりますが、それだけには済まされません。

管轄のハローワークの判断や決まりによって違いはあるものの、受給した額の倍の額をさらに納付することになったり、まだ受給していない分の失業手当をもらうことができなくなったり、返還や納付分の金額が払えなければ財産差し押さえになることも。

さらには、不正受給の仕方が非常に悪質と判断されれば詐欺罪などに問われ刑事処分されることもあります。

失業保険の申請をしてからのアルバイトは、しっかり申請さえすれば違法ではありません。ただし、所定の時間や日数を守らないと失業保険の受給ができなくなるので、最初の説明会でしっかり話を聞いて頭に入れておきましょう。

そして、不明なことがあったらそのままにしないで、都度ハローワークで確認しましょう。

失業保険受給者のアルバイトについては『失業保険中のバイトは危険!?注意すべき〇つの条件』の記事で詳しくご紹介しています。

 

軽い気持ちで不正受給してしまうと想像以上に大変なことになってしまいますね。お金を稼ぎたいからアルバイトをしたのに、不正受給してしまったために資産がマイナスになってしまっては本末転倒です。

そして、悪意は無くても記載ミスなどの凡ミスで不正受給とならないよう、申請書は適当に記載せず提出する前にもう一度確認したほうがいいですね。

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