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失業保険もらいながら学校(公共職業訓練)に行くとお得!?

失業保険もらいながら学校(公共職業訓練)に行くとお得なんでしょうか!?

退職して再就職先を探したいけど、何の特技も資格もない…これじゃあなかなか再就職先が見つからないし、見つかったとしてもそこでできることは限られている…。

多くの人がこんな悩みを抱えているのではないでしょうか?

そんな人に大変ありがたいのが、「公共職業訓練」の存在です。今回は、公共職業訓練について詳しく見ていきましょう。

公共職業訓練って何?

公共職業訓練とは、国や地方公共団体が運営する施設や、民間の専門学校などに委託して行う職業訓練のことです。

失業保険(雇用保険)を受給している求職者や、新規高卒者、在職中の人などを対象とし、色々な内容の職業訓練を受講することができます。

なんといっても助かるのが、失業保険受給者は、受給中でも無料で職業訓練を受講できるということなんです。

まずは、公共職業訓練ではどんなことが学べるのかをみていきましょう。

公共職業訓練のコース

失業保険受給者が無料で受講できる職業訓練は『離職者訓練』というものです。

主に失業保険受給者を対象に、無料で3カ月~1年程の訓練が受講できます。※ただし、テキスト代等は実費負担です。

離職者訓練で学べるコースは以下の通りです。

□離職者訓練
・金属加工科
・電気設備科
・溶接科
・建築科
・介護サービス科
・情報処理科       等

離職者訓練以外の公共職業訓練には「学卒者訓練」や「在職者訓練」があり、こちらは有料となります。

□学卒者訓練…高等学校卒業者等を対象に、有料で1年又は2年の訓練を実施。
・OA事務科
・機械加工科
・生産技術科
・電子情報技術科
・生産機械システム技術科
・建築施工システム技術科     等

□在職者訓練…在職者を対象に、有料で2~5日程の訓練を実施。
・NC旋盤実践技術
・自家用電気工作物の実践施工技術
・バリアフリー住宅の設計実践技術     等

公共職業訓練には就職に役立ちそうな訓練が色々ありますね。受講内容によっては資格が取れることがあるのも嬉しいところです。

 

公共職業訓練を受講するには

離職者訓練は、ハローワークでの失業保険受給者や求職者を対象に、職業相談等で受講が必要であると判断された場合に、受講を斡旋してもらえます。

学卒者訓練と在職者訓練は、公共職業能力開発施設で直接、受講申込みができます。

 

せっかく雇用保険に加入していたのなら、職業訓練をお得に受講して次の就職に役立てたいですよね。

ハローワークの職業相談で担当者から受講を勧められなくても、興味のある分野があれば自分から受講を希望してみましょう。

 

公共職業訓練のための施設

では、職業訓練はどこで受講することができるのでしょうか?

国((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構)や地方公共団体では、職業訓練を実施するために下記の施設を設置しています。

職業能力開発校
中卒者や高卒者等、離職者、在職者に向けて、短期課程及び普通課程の職業訓練を実施

職業能力開発短期大学校
高卒者等に向けて、高度な専門課程の職業訓練を実施

職業能力開発大学校
高卒者等に向けて、高度な専門課程の職業訓練を実施
専門課程修了者等に向けて、高度で専門的な応用課程の職業訓練を実施

職業能力開発促進センター
離職者及び在職者に向けて、短期課程の普通職業訓練を実施

他にも、専修学校などの民間教育訓練機関等に委託して、離職者向けの職業訓練を実施しています。

どこで職業訓練を受講できるのかは地域によって違いますので、ハローワークの担当者などにしっかり確認しておきましょう。

 

離職者訓練はどうして無料で受講できるの?

さて、ところで公共職業訓練のうち、どうして離職者訓練は無料で受講できるのでしょうか?

まず、失業保険受給者は以前の会社で「雇用保険」に一定期間以上加入していたことが条件になります。

多くの人が雇用保険の全貌がよく分からないまま加入していると思うのですが、この雇用保険には、労働者が失業した場合に失業手当を支給するだけでなく、再就職を促進し安定させる、という目的もあるんです。

なので、雇用保険に一定期間加入していた失業保険受給者は無料で訓練を受講することができるのです。

 

雇用保険て失業手当をもらうイメージしかありませんでした。失業手当をもらいつつ、無料で職業訓練を受講できるなんてダブルでありがたい!

離職者訓練でしっかり自分のスキルを磨いて、より良い再就職先を見つけたいですね。

 

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